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玄米の賞味期限は?保存方法や冷凍の仕方を解説

玄米の賞味期限は?保存方法や冷凍の仕方を解説

白米から玄米へ切り替えをしてみたけれど、どのように扱ってよいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。特に、賞味期限や保存期間などは、玄米を美味しく安全に食べるためには大切なポイントです。この記事では、玄米の賞味期限や余った玄米ご飯を保存する方法などについて解説していきます。

この記事の執筆者・監修者

管理栄養士 佐々木優美 先生

講師業の傍ら、料理や健康に関する記事の執筆やレシピ作成をしています。私の理想は心も体も満たせる料理を作ることです。野菜をたっぷり使った彩り豊かな健康食が好きで、なるべく植物性食品を多く摂れるように心がけています。忙しい生活を送る人が多い時代ですが、食事から体をいたわることの大切さも伝えていきたいです。

玄米の保存期間はどのくらい?

玄米と白米の違い

収穫された稲は、穂からもみを外す脱穀という作業を経て乾燥され、もみ殻を除いてから玄米になります。玄米から糠層を取り除かれたものが一般的に食べられている精白米です。収穫されたばかりの新米は、水分含有量が多く美味しいと評価されています。特に、塩を振って作る新米のおにぎりは格別です。

白米は「銀シャリ」とも呼ばれていますが、これは仏教の「仏舎利」から由来しているという説があります。白米が広く食べられるようになる前には、ツヤツヤでふっくらとしたお米は特別で高貴なものとして扱われていたそうです。

このような背景もあり、美味しさは白米の方が勝るといえるのかもしれませんが、現代で玄米が見直されているのは栄養面が優れているためです。玄米には、現代人が不足しやすいビタミン・ミネラルなどの微量栄養素や、食物繊維が豊富に含まれています。

玄米の賞味期限は?

玄米には糠層が付いているため、白米よりも日持ちすると考えられています。これは、白米のようにお米が空気と直接触れると酸化しやすくなってしまうためです。一方、玄米は周りの糠層がお米を酸化から守ってくれています。はっきりとした賞味期限があるわけではありませんが、適切な保管状態であれば約1年ほどもつとされています。

また、精米をすると1ヶ月程度で味が落ちてしまうため、大量にお米を買って保管する場合は玄米の状態がおすすめです。白米を食べるときでも、食べるすぐ前に精米した方が美味しく食べられます。毎日忙しいなかで精米までするとなると大変ではありますが、家庭用精米機を持っていると役立つ場面が多いのかもしれません。

玄米を長持ちさせる保存方法

それでは、玄米を少しでも長く、美味しく保存するための保存方法をみていきましょう。

温度

玄米を保存するときに最も大切なのが温度管理です。温度が高い状態では、鮮度と味が落ちやすくなります。また、虫やカビが発生しやすくなるため、衛生面でも安心できません。

玄米の保存に適した温度は15℃以下とされています。秋〜冬であれば風通しの良い窓際や玄関がおすすめですが、夏場はどの箇所も高温になります。そのため、スペースが確保できるのであれば、暑い時期は冷蔵庫や野菜室で保存をしましょう。ただし、温度が低すぎるとお米にヒビが入ってしまいますので、チルド室や冷凍庫での保管は避けてくださいね。

湿度

玄米の保管に適した湿度は60〜75%程度です。湿度が高いとお米がカビやすくなり、風味が落ちるどころか食中毒の危険性もあります。一方で、乾燥しすぎた状態であれば、こちらもひび割れの原因になります。保存するときには米びつに移し、湿度の高いシンク下など水場近くでの保存は避けましょう。

玄米だけではなく、食品全てにいえることではありますが、保存するときには衛生面への十分配慮することが大切です。米びつには虫がわくことがありますので、汚れたら洗うなどして常に綺麗な状態を保てるように心がけましょう。

炊いた玄米はどうやって保存する?

余った玄米ごはんは、冷蔵や冷凍で保存できますが、冷凍の方が日持ちしやすく便利です。冷凍保存をする際の賞味期限や解凍方法を見ていきましょう。

冷凍保存の仕方

炊飯した玄米を全て食べきれないときは、長い時間保温モードで放置をせず、なるべく早めに冷凍保存することをおすすめします。ずっと保温モードにしておくと、玄米ごはんの劣化が進んで風味が低下してしまいます。

また、炊き上がりの水分が多い状態をキープするためにも、なるべく早く冷凍する準備をします。炊き上がった玄米は、1回で食べ切れる量を小分けにして保存しておくと使用するときに便利です。おすすめはご飯用の保存容器ですが、ラップに包んでフリーザーパックにまとめて冷凍してもよいでしょう。なるべく空気と触れないように、隙間なく包みましょう。

また、高温の状態で冷凍庫に入れてしまうと、ラップの中に水滴ができてご飯の風味が落ちてしまうため、冷凍庫に入れるときはごはんの粗熱を取ります。そうすることで、解凍したときにふっくらとしておいしい仕上がりになります。

解凍方法

解凍には電子レンジを使用しますが、解凍時間は玄米ご飯の量や電子レンジの機種によって異なります。1〜2人分であれば、500Wの電子レンジで2分程度の加熱が目安です。向きを変えたり裏に返したりして、温度にムラがなくなるように加熱をしてください。

ふっくらとした仕上がりにするためには水分が必要です。冷凍庫から出して水滴がつく程度まで置いておくと、その水分を利用してふっくらした仕上がりになります。また、急いでいるときは、凍った玄米に少量の水をかけてから加熱しても良いでしょう。ごはんに振りかける水の量は、小さじ1杯ほどの量が目安です。

賞味期限

冷凍保存の場合、約1カ月は保存できます。しかし、冷凍しているとはいえ1週間経つと風味は劣化してくるため、なるべく早めに食べきるようにしましょう。炊いた玄米は腐りやすく、ネバネバしたりカビ臭くなったりします。なるべく早めに保存することが長持ちさせるコツです。

玄米ごはんのアレンジレシピ

ダイエットや健康のために玄米をとり入れる人は増えていますが、毎日同じような食べ方をしていると飽きてしまうかもしれません。ときには玄米をさまざまな料理にアレンジして、美味しく楽しく食事をしましょう。ここでは、玄米を使ったアレンジレシピをご紹介します。

玄米チャーハン

チャーハンは野菜や卵、肉などさまざまな食材を使うバランスの良い料理です。チャーハンを作るときのよくある失敗として挙げられるベチャっとした仕上がりは、ごはんに含まれる水分が多いことや、火力が弱いことが原因です。白いごはんの代わりに玄米を使うことでパラパラに仕上がりやすくなるため、玄米を使って作ると失敗する確率も減ります。玄米は外皮に覆われているため、加熱しても水分が外に逃げにくい構造になっています。玄米のパサパサとした食感を苦手とする人もいますが、チャーハンでは玄米のそういった特徴を活かすことができるのでおすすめです。

玄米ライスコロッケ

ケチャップで味を付けた玄米を丸くボール状にして、外側にパン粉を付け油で揚げた料理です。主食のようなおかずのような感覚で、玄米が苦手な子どもでもおやつのように美味しく食べられるかもしれません。野菜をみじん切りにして加えると、栄養バランスが良くなります。子どもが食べてくれない野菜をこっそりとしのばせておけば、野菜嫌いを克服できるかもしれませんね。

サラダのトッピング

炊いた玄米を、サラダのトッピングとして使う方法もあります。レタスやきゅうり、トマトなどを盛り付けたものにドレッシングをかけて、ナッツやごまを振りかけるように玄米をパラパラと盛り付けます。また、玄米の量を多くすると主菜としての役割もします。食事を軽めにしたいときや、野菜をしっかり摂りたいときには玄米ごはんをメインにしつつ、野菜を加えてみましょう。

玄米は白米よりも日持ちする!

玄米は糠層に覆われているため、酸化から守ってくれます。適切な保存をしておけば、1年ほど美味しく食べられるのでまとめ買いをしても安心です。また、炊いたあとに余ってしまった玄米ご飯は、ラップなどに包んで冷凍しておきましょう。1ヶ月程度を目安に、なるべく早めに食べることで美味しい状態をキープできます。アレンジレシピを参考にレパートリーを増やしながら、玄米生活を楽しんでみてくださいね。

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